アイデアのブレストで困ったときの考え方
学生団体で活動されている皆さん。
学生団体だけでなく、
・新卒で企業に入られた方
・なんかちょっと意識高めている方
・起業されている方
・インターンに参加されている方
そんな、みなさん。
新しいアイデアを出したり、新しい企画を考えたり、組織の問題を解決するために施策を打つときにアイデアをブレストされることはありませんか?
ブレインストーミングとは、集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法である。
人数に制限はない。5 - 7名、場合によっては10名程度が好ましいというやり方もある。HAZOPのように3人ごとの班構成にして、それぞれの班での成果を持ち寄るという方法もある。
議題は予め周知しておく方法と、先入観を与えないようにその場で資料を配布する方法もある。
しかし、ブレストしたのはいいけれど、なかなかその先が進まない。
なんてことに困っていませんか?
いろいろ案を出すところまでは言ったけれど、なかなかその先に進まない。
まとめ方がわからない。
そんなみなさんのために今回、ブレストから案を決めるコツをお教えしたいと思います。
ブレストから案を決めるまでのフローは以下の3通りです。
- ブレストする
- 基準を決める
- 優先順位を決める
- 優先順位にそってアイデアを絞る
1.ブレストする
ここは、普通ですね。
いつも通りあるテーマに関してブレストしましょう。
ブレストするときのコツは以下のとおりです。
- 判断・結論を出さない(結論厳禁)
- 自由なアイデア抽出を制限するような、批判を含む判断・結論は慎む。判断・結論は、ブレインストーミングの次の段階にゆずる。ただし可能性を広く抽出するための質問や意見ならば、その場で自由にぶつけ合う。たとえば「予算が足りない」と否定するのはこの段階では正しくないが、「予算が足りないがどう対応するのか」と可能性を広げる発言は歓迎される。
- 粗野な考えを歓迎する(自由奔放)
- 誰もが思いつきそうなアイデアよりも、奇抜な考え方やユニークで斬新なアイデアを重視する。新規性のある発明はたいてい最初は笑いものにされる事が多く、そういった提案こそを重視すること。
- 量を重視する(質より量)
- 様々な角度から、多くのアイデアを出す。一般的な考え方・アイデアはもちろん、一般的でなく新規性のある考え方・アイデアまであらゆる提案を歓迎する。
- アイディアを結合し発展させる(結合改善)
- 別々のアイデアをくっつけたり一部を変化させたりすることで、新たなアイデアを生み出していく。他人の意見に便乗することが推奨される。
2.基準を決める
ブレストをした次にその案の中で、なにを選ぶか基準を決めましょう。
みなさん、この基準を作るという部分がなかなかできていません。
ただ、アイデアをたくさんだして、さぁどうしよう。そしてどうすればいいかわからず、ぐだぐだと議論をし始めるかたが多いのでは無いのでしょうか。
案をたくさん出した次には、基準を決めないといけません。
自分たちはイベント団体だとします。
今回のミーティングでは、次の企画のブレストを行います。
さぁここで基準となるのは、例えば
・集客が見込めるかどうか
・スタッフが楽しんで企画できるかどうか
・自分たちの団体らしいか
などですね。
この基準がないか、または、基準を上記のように数個出せていないからこそ、出したアイデアが絞られないのでは無いでしょうか。
出したアイデアは絞らないといけません。
そこで、なにか新しいアイデアを考えるときは、まず基準を考えてみましょう
3.優先順位を決める
さて、基準を作ったので案は絞られました。
しかし、さきほどの基準を作るというのは、数を絞る工程です。
いうなれば、100個のアイデアを10個に絞るものです。
このままでは、案までに落とし込むことができません。
この次に大切なものが、優先順位を決めることです。
案のなかで、基準を通ったアイデアが3個ほどありました。
・集客が見込めるかどうか
・スタッフが楽しんで企画できるかどうか
・自分たちの団体らしいか
プラン①は
集客が◯
スタッフが楽しめるかが△
自分たちの団体らしいかが☓
プラン②は
集客が△
スタッフが楽しめるかが☓
自分たちの団体らしいかが◯
プラン③は
集客が☓
スタッフが楽しめるかが◯
自分たちの団体らしいかが△
このままでは、案を絞れませんね。
ここで大切なのが、基準の中の優先順位を決めることです。
自分たちが出した基準の中での優先順位を決めましょう。
・集客が見込めるかどうか
・スタッフが楽しんで企画できるかどうか
・自分たちの団体らしいか
優先順位は、期限、目的によって異なります。
資金を得るためのイベントならば、
①集客が見込めるかどうか
②自分たちの団体らしいか
③スタッフが楽しんで企画できるかどうか
でしょうし
自分たちのブランド作りや、理念を体現するためならば
①自分たちの団体らしいか
②集客が見込めるかどうか
③スタッフが楽しんで企画できるかどうか
などですね。
このように、基準のなかの優先順位を決めることで、出したアイデアを1個に絞ることができます。
必ずしも、アイデアが1個であるべきではなく、優先順位の付け方では、2~3個になることもあると思います。
この段階で、1~3個に落ち着かない場合は、基準の量が足りていないということになるはずですので、一旦2番目に戻って基準を考え直してみましょう。
4.優先順位にそってアイデアを決める
ここまでいけば、決めの問題ですね。
絞られたアイデアをいかに実行するか考えてください。
ここで議論になるといままでの作業が無駄になってしまうので、もし議論をする際は、
- 基準を決める
- 優先順位を決める
この段階で議論を徹底するようにしましょう。
いかがでしたか?
このように普段何気なくやっているブレストもコツさえつかむと短時間で、効果的なものになりますので、学生団体のみなさまも普段のミーティングなどで使ってみてはどうでしょうか?